花粉症(検査)
花粉症の治療については書きましたが、検査について質問があったので、簡単に書いてみます。
・鼻汁中好酸球数
鼻汁を綿棒で拭って、花粉症で増加する鼻汁中の好酸球数をカウントします。
花粉症がひどくなると、数が増えます。
・スクラッチテストやプリックテスト
花粉エキスを腕に1 滴たらし、針で軽い傷をつけて、皮膚の膨疹や発赤の有無をチェック。
花粉症がひどいと、膨疹や発赤が増えます。
・鼻誘発テスト
花粉エキスを鼻の粘膜に付着させ、症状発生の有無を観察するものです。
花粉症がひどいと、症状が強く出ます。
・血清特異的IgE抗体定量
血液の中の血清に含まれる花粉に特異的なIgEの値を見ます。花粉症だけでなく、食品などもチェックできます。
アレルギー反応が強いと、数値が高く出ます。
ということで、検査ではアレルギー反応の程度が判ります。
『そんなん自分のカラダが一番よう知っとるわ!!』
と思った方。
その感覚は正しい。検査をする意味のある人は『原因が分からないが花粉症の症状が出る人』です。
スギだろうがヒノキ だろうが、 花粉症で症状が同じなら治療法は同じです。
花粉症:治療編で書いたようにそれぞれの方に合う病院に行って下さい。